和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

世界が好き!北斎。


日本の文化が海外で評価を受けている現象、またはその日本文化を指す言葉をクールジャパンと呼ぶようです。渋谷・原宿のファッション、さらには食材や伝統工芸品など幅広い文化を指すようになってきたようです。その始まりは秋葉原に代表されるマンガやアニメだった。しかしそのルーツを辿れば、そこに北斎の存在を見落とすことはできないのではないでしょうか。
欧州のジャポニズムのきっかけをつくったのは「北斎漫画」と言われ、ドガ、マネ、ゴーギャンゴッホロートレックなどの多くの印象派の芸術家たちやアール・ヌーボーの旗手エミール・ガレの作品にも影響を与えたと言うことはよく知られるところです。
日本の誇り、日本人の誇り。北斎は、富士山の連作「富嶽三十六景」をはじめとする風景版画で有名ですが、一方で、その絵手本「北斎漫画」も、西欧の印象派の芸術家たちに大きな影響を与えたんですね。
漆も、かって日本及び中国において漆塗りがはじまり、それは日本より中国の方が古く紀元前四千年に始まったといわれております。 
日本の漆塗り技術は中国をしのいで、国際的に陶器は「China」と言い、漆器を 「japan」と言うまでになり、日本を代表する文化となりました。

近日中に、「日本のお土産・記念品」に掲載する漆器「ルーペ(波)」です。