和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

「奇跡の出会い」光悦と宗達、そして家康の偉業。

本阿弥光悦」と天才絵師「俵屋宗達」がよくぞ出会ったものだと思います。多くの芸術家を発掘した言うならばアートディレクター「光悦」とスーパー絵師「宗達」の「奇跡の出会い」。
そこには光悦に鷹峰(たかがみね)の地を与えた「家康」の芸術や文化への想いも感じます。関ヶ原の後、平和国家を築きあげ、さらに 日本で初めて銅活字をつくらせ、出版を行ったのも家康なんですね、ビックリです。
100年の時を経て、二人を慕い、憧れた尾形光琳、そして100年の時を経て酒井抱一、鈴木其一に。
宗達の「風神雷神図屏風」は光琳、抱一、其一らが模写し描いていることも驚きです。
琳派400年日本の美は多くの人たちに様々なかたちで現代にも、つながってきております。

  風神 雷神(俵屋宗達 写し)倉谷憲明氏作品 和楽多屋掲載作品
伝統工芸士の倉谷憲明さんも琳派作品に魅せられたお一人で、東京手描き友禅で絹地に美しい作品を描いております。