北斎の世界にようこそ
未公開の下絵103点に驚きです。
大英博物館は9月3日、葛飾北斎の未公開の下絵103点を収蔵したと発表し、オンラインでの公開を始めました。
作品は1829年に「万物絵本大全図」という本のために描かれましたが、本自体は未出版だったということです。
これらの作品の制作は、代表作の「富嶽三十六景」を手がける2年ほど前で、当時の創作活動は妻の死や自身の体調問題などの影響で活発ではなかったとされています。
これについて、大英博物館は「北斎のキャリアの転換点で、実際には新たな創造性を発揮していたことを示している」として、作品の発見が北斎の生涯を見直す契機になる可能性があると指摘しています。
北斎の世界にようこそ