和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

北斎自身の魂の自画像?

来年の干支は寅ですが、北斎は肉筆画「雪中虎図」を残しています。その作品の右下に、嘉永二己酉寅の月 画狂老人卍老人筆 齢九十歳と署名があります。 それにしても「嘉永二年寅の月」とは1849年3月で、数え90歳(満年齢88歳)です。亡くなったのが…

北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか

2021年12月21日(火) ~ 2022年2月27日(日) 葛飾葛飾北斎やその弟子などが日本の歴史上の人物や事件を描いた作品を集めます。紫式部や武田信玄など、どこかで名前をきいたことがある、あの人も登場! 2021年12月21日(火)~2022年2月27日(日) 北斎をもっと…

北斎の「奇想天外」

今日の四字熟語「奇想天外」 これまでに体験したことのなかったような未知の世界へ誘う北斎の奇抜な発想と想像力。 1999年にアメリカの雑誌『Life』が「この1000年で最も偉大な業績を残した世界の100人」を調査したところ、日本人では葛飾北斎が選ばれた…

白く光る栄光 鈍く光る重厚

瓢箪のかんざし 銀の魅力 ■金より人々に愛された銀 オリンピックのメダルは、金・銀・銅の順。銀は2番目です。金は確かに銀よりも価格も高く、華やかです。しかし、実は歴史上、金より銀が愛されていた事実があるのをご存知ですか?オリンピックのメダルが…

「木目込み人形」について

連獅子 「連獅子」決まっていますよね。外国の方のお土産に木目込人形が人気です。 それは日本独特の着物や歌舞伎をエキゾチックに感じることと、木目込人形は衣裳を一枚一枚、木目込んで作るので、布の鮮やかさが引き立つ、つまりより“日本らしさ”が際立っ…