和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

必要な情報を伝える。出会いを大切に

観光客の誘致は危機的ともいえる状況下にあります。そんななか本当に情報を求める外国の方々に必要な情報を伝えることが大切なことは言うまでもありません。 MUST LOVE JAAPNさんは日本を紹介するサイトとして現在もっとも有効な情報伝達手段でもある世界最…

日本人は光(照明)も自然と共にあろうとする。

■光はやわらかく家の中に導かれる 日本の照明については、まずその家屋の特徴について語らなければならないでしょう。日本人は、光をどのように家の中に取り入れてきたか… 日本の家屋は、ご存知の通り、高温多湿の気候を反映して、風通しのいい夏向きの構造…

実は日本は積極的な国民性をもっている。

「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無しや」 これは『隋書』東夷伝に記されている、倭王(聖徳太子など諸説あるようです)が隋の皇帝煬帝に送った手紙です。これを見て、煬帝は無礼千万と大いに怒ったといいます。 それにしても、なんと大…

竹久夢二 花をえがく、花をうたう 展

竹久夢二・画「梅枝」(大正期) 竹久夢二・画「月見草」(明治42年) 「夢二は日本画やスケッチで写実的に描き残した花をはじめ、花をモチーフにして展開したデザインも多く、さらに〈夢二式美人画〉においても、女性の姿を引き立て、また内面を映すために…

仏の母、娘が「書道」に挑戦。

日本を紹介しているMUST LOVE JAPANさんから相談があり、日本の文化を学びたいフランスのお母さんとその娘さん(マリエさんとヘロイズさん)が書道を体験できないかという。今、日本を訪れていただけるのは大変ありがたいことです。是非実現したいとの思いで…

銀の魅力 白く光る栄光 鈍く光る重厚

●鬼のデザインのアクセサリーは、「鬼瓦」から取られています。「鬼瓦」は魔よけと装飾を目的としています。鬼は時には「神」となって、正義のために働いてくれるようです。 ●瓢箪(ひょうたん)は古来より縁起の良いものとされています。三つ揃えば三拍(瓢…

遊び、まなぶ。文の京歩いて見れば。

護国寺の骨董市(毎月第2土曜日開催)私たち『和楽多屋』の事務所は東京都文京区にあります。そこは“文の京(ふみのみやこ)”と呼ばれ、文化や芸術を大切にしている街です。歴史と文化の薫る街、文の京散策のおすすめです。 散策は健康的で、あまり費用もか…

読まれてます。「和」の神髄を探る…

詫び寂び、そして粋 日本人の美意識の変化■見すぼらしく古いものが美しい?日本の美意識といって最初に思い浮かぶのが「侘び寂び」ですよね。実は二つは別の意味なのですが、ひとつにして言われることが多いようです。「侘び(わび)」とは、「わびしい」と…