和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

読まれてます。「和」の神髄を探る…


詫び寂び、そして粋 日本人の美意識の変化

■見すぼらしく古いものが美しい?

日本の美意識といって最初に思い浮かぶのが「侘び寂び」ですよね。実は二つは別の意味なのですが、ひとつにして言われることが多いようです。

「侘び(わび)」とは、「わびしい」という形容詞から来ています。「わびしい」は広辞苑によれば“力が抜ける感じである”“心細い”あるいは“見すぼらしい”など、あまり良い意味ではありません。それがどうして良い意味、しかも美意識とまでなったのでしょうか。

一つは禅の影響、そしてその思想を受けた茶の湯の文化が考えられます。しかし「侘び」を美意識として意識して初めて使ったのは、江戸時代の茶書『南方録』であると言われています。

茶の湯では「侘び茶」や「侘び数寄」などという言葉が出来てきます。それらの意味は“表面は見すぼらしく粗末であっても、その質は優れている”ということです。

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