和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

和」の美・知恵。Part.2

「和」の神髄を探る…2 極めることが日本文化の神髄。
■実は日本は積極的な国民性をもっている
「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無しや」
これは『隋書』東夷伝に記されている、倭王聖徳太子など諸説あるようです)が隋の皇帝煬帝に送った手紙です。これを見て、煬帝は無礼千万と大いに怒ったといいます。
それにしても、なんと大胆な手紙を送ったものでしょう。怖いもの知らずというべきかもしれませんが、当時の日本人は、いかに自尊心にあふれ、肝っ玉が太かったかが分かるでしょう。
日本の国民性といえば、礼儀は正しいけれど、控えめでおとなしいとよくいわれますが、この『隋書』の記述を見ても、そして戦国時代の武将などの勇猛果敢な姿を見ても、実は力にあふれ積極的な性質だったのだと、私は思います。
そういえば明治維新後、短期間で富国強兵策を推し進め、大国と渡り合える国力をつけたことも、太平洋戦争の敗戦から復興し、経済大国と言われるまでになったことも、その国民性のあらわれだったのではないでしょうか。
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●「和」のこと、3つの「したいこと」
(1)長い時間をかけて培われた技や美意識が生みだすモノをセレクトし紹介したい。(2)今も息づいている日本の手わざを「日本の記念品」として外国のかたも喜んでいただきたい。(3)「和」の情報サイトでは、少しでも役立つ情報が発信していきたい。和楽多屋はこの3つ「したいこと」でお役にたてればと思っています。