和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

2013-01-01から1年間の記事一覧

福むかえる。準備できましたか。

染め額「福むかえる」(6ひきのかえる=むかえる) 日本の伝統工芸品の素晴らしさは今さらいうまでもありません。東京手描き友禅の伝統が生かされ、デザイン性に優れたこの絵には心を伝える気品、奥深さなど鑑賞する人に感動を与える「力」と「遊び心」を持っ…

文化遺産。「無形」と「余計」

郷土の味 型染版画 伊藤紘 農林水産省によれば、南北に長く、四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、そこで生まれた食文化もまた、これに寄り添うように育まれてきました。このような、「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習…

「輪」=「和」?、つづいて「楽」

「今年の漢字」に「輪」が決まりました。清水寺の森清範貫主は「輪」を大書し、「社会背景や立場が違う人たちが支え合って認め合う精神を表す字。平和の『わ』とも音が同じで、二つの意味はつながっている」と話してます。2位は、東北楽天ゴールデンイーグ…

W杯、縁起のいい八咫烏(やたがらす)が勝利を導く。

W杯ブラジル大会の組み合わせが決まり、1次リーグでC組に入った日本はコートジボワール、ギリシャ、コロンビアと対戦が決まりました。NHKでは本田、香川などソックリなメンバーを動画で実戦さながらにシミュレーション、これはよくできてましたね。ここで…

点滴穿石(てんてきせんせき)

今年もアッというま、日めくり四字熟語カレンダーもあと22枚で大晦日。 このカレンダー、日本語の素晴らしさを現代に蘇らせることと、四字熟語を通して国語力や語彙力の増強を計ることが目的です。 日めくりから一日がスタート。一日、一枚、日々「心」あら…

定点観測、東京ドーム「イルミネーション」と「福禄寿

知る人ぞ知る、東京ドームに七福神の1つ「福禄寿」があります、ちょっとビックリです。「文の京(ふみのみやこ)」文京区の七福神めぐりの一つです。時々ブログに書いている定点観測、「東京ドーム22ゲート前」ここにある総合案内所のそば。 すでに今年も恒…

妃殿下、私だけに手を振ってくれました。

定点観測、和楽多屋の前には東京ドームの駐車場があり、今日は警備がいつもと違っていた。店の前に私服の刑事さんか。聞くと、全国の消防団、職員が集い「その愛と力」という行事。これにご出席の天皇皇后両陛下が駐車場を出て、Uターンしてまたここを通ると…

目の前のトラックに彼が

これは驚いた!つい2日前、定点観測、東京ドーム前をブログに書いたばかり、その「彼」が和楽多屋の前にトラックで現れた。 運転手さんの時間待ちか?今度はトラックをとりいそぎ撮影、掲載だ! 10月24日に書いたブログのあの場所からだ。これは珍しい重なり…

今から「雛」人形と、お考えの方に。

「こう琳雛7人飾り」 可愛いいお子様、お孫さんへ、今から雛人形をとお考えの方へ、お薦めの磨きぬかれた伝統の江戸木目込み「雛人形」をセレクトいたしました。 手軽にどこでも飾れて収納も簡単(写真)当店一番人気「こう琳雛7人飾り」きれいな収納ケース…

定点観測、東京ドーム22ゲート前。

ポール・マッカートニー アウト・ゼアー ジャパン・ツアー 「わざわざ出かけて(OUT THERE)」届けに来てくれるという。待ちきれないポール・マッカートニーの来日公演,11月18日(月)、19日(火)、21日(木)にファンが押し寄せた。会場の雰囲気はその盛り上がり…

文字を彫る、日本を染める。

正倉院金工 彫る、刷る、染めるを、すべてをお一人で。伊藤紘さんは型染版画で日本のかたちを独創的に表現されております。版画と言うと一般的に木版画が主流のようですが、型染版画は江戸小紋や沖縄の紅型などと同じ伝統的手法、伊勢型紙に彫られ、それを布…

〝記念品目録を書いて〟と言われたら?

会社での転勤、移動、退職など、など、記念を贈るカタチはさまざまです。そして、この日を忘れないためにも記念品目録はあったほうがいいですよね。 もしあなたが、それを「書きたい時」や「書いて欲しい」と言われたらどうしましょう。いざ、書くとなると難…

「菊」で「桜」(八重の桜)湯島天神「菊まつり」

湯島天神では、今回で第35回を迎える菊まつりを境内にて開催しています。 本年の菊人形はNHKの大河ドラマ「八重の桜」をテーマに二景五体が見どころです。 昨日は当方からから歩いても約20分の湯島天神に仕事帰りにいってきました。私たち『和楽多屋』は東京…

巨人「1」「3」「16」

定点観測、東京ドーム22ゲート前。気がつかない方も多いと思いますが、このゲートの左右には1塁側に王、3塁側に長嶋のバッティングフォームのレリーフがあります。(写真) 日本シリーズは2勝2敗とがぜん面白くなってきました。今日は目が離せない、早く帰っ…

「恋しくて」村上春樹、なぜ黒猫なのか?

「恋しくて」村上春樹氏が選んで訳した短編9篇と、書き下ろし短編1篇が収録された恋愛小説のアンソロジーです。 本のカバーに描かれているのは、竹久夢二の代表作『黒船屋』です。何故この絵が本のタイトル「恋しくて」に選ばれたか大変気になりました。 …

イチョウの葉、色づくのはこれから。

通りの向こうに見える塀の中は「小石川後楽園」左には「東京ドーム」。この風景、和楽多屋の前から撮影したものです。後楽園駅から徒歩1分という大変に恵まれたところに位置してます。イチョウの葉もまだ青いけど黄色に染まるのもすぐでしょう。 和楽多屋で…

和紙インテリア「マロニエ」

今回はパリの街路樹を思い起こさせる地中海が原産とされる「マロニエ」和紙インテリアを紹介いたします。 和紙のもつ自由な造形性をインテリアアイテムに応用。 麻紙、ローケツ刷毛染め紙、美濃和紙など使用。美濃和紙は楮・三椏・雁皮を原料とした繊維でし…

3つの思いと、「四字熟語」惻隠之情(そくいんのじょう)

「寄る年波には勝てない」こんな会話をする人が周囲に多くなりました。だけど「自分は違う」と思いたいんですね。だから、できるだけ口にしたくありませんが相手がそう言ってくると、つい「おんなじ、おんなじ」と言葉を返してしまいます。最近は新しいこと…

藪内佐斗司「ゆにこん」干支ブロンズ

あどけない童子「せんと君」でお馴染みの藪内佐斗司さん。今のゆるきゃらブームの元祖と言ってもいいのではないでしょうか。その藪内さんの2014年の干支ブロンズ作品、新作「ゆにこん」を紹介いたします。不思議な力を持つといわれる神話、伝説の生き物ユニ…

「何ごとの……」

伊藤紘 型染版画より 「何ごとの……」「何ごとのおはしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」 西行法師が伊勢神宮に参拝したとき詠んだ歌。20年に一度の「式年遷宮」「遷御の儀」その神秘的な様子がニュースで何回も報道されました。「常若」常に新し…

なるかV2、なるかKINEN。

定点観測。東京ドーム22ゲート前。記念品(KINEN-HIN)の和楽多屋ではありますが私は禁煙(KIN-EN)が今だ出来ずに朝の通勤途中いつもここで一服です。クライマックスまでも一服。飾られたV2の後ろに写真ではよく見えないが、拡大すると大きな原監督。今日も…

灯火親しむ秋。くつろぎの空間を演出。

今日は十六夜(いざよい)。あまり大きいとは感じなかった昨日の満月。それに比べ一日遅い。月がためらっているという。いざよいは「ためらう」「躊躇する」の意味があるらしい。おくゆかしくていいですね。 そばに、こんな照明が似合うのでは その日の疲れ…

四字熟語カレンダー2014年版

「温故知新」昔のことをよく学んで新しいことを生み出すこと。「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」とも読む。前に習ったことを復習し価値を見いだす。「私の大好きな四字熟語です」 ●2013年7月1日、JAPAN EXPO 2013は特設Webサイトを公開した。今…

やすらぎの空間づくり。

日本の伝統的和紙である美濃和紙などを使用した「和紙照明」や「和紙インテリア」そして、布の「和風照明」など和楽多屋がセレクトいたしました。 このところの暑さでは大方の方が心身ともに疲れました。朝、夕は少し秋の気配も感じられますが今、「心」を癒…

ホッと心なごむ…贅沢なひととき。

ほのかな木のかおり、日本を代表する伝統工芸品「木製漆器」、新規セレクト掲載しました。 ご自分だけのひととき、ご夫婦でのひととき、そして一家だんらんのひととき。手に伝わるぬくもり、感触などその魅力を十分にお楽しみいただける山中漆器(すべて国産…

夢二の世界をさらに知る。

「セノオ楽譜」表紙画は、ロマンチシズムに溢れる夢二の斬新で大いなる創造性が好評を博し、夢二の名声をたかめました。夢二といえば「大正浪漫」が代名詞のようでもあるけど、大正という時代と夢二の世界をさらに知ることができますので、どうぞ手に取って…

かっこいい日本「ふろしき」厳選セレクト。

風呂敷を通して日本文化と日本の心を伝えたいとの思いから「ふろしき」を厳選しリニューアルいたしました。 引き出物としては勿論、国内のみならず 海外へのお 土産に、アートとしてタペストリーとして、さらにテーブルクロスにしたり、額に入れたりいろいろ…

玄関やリビングに自慢の一句。

「俳句や短歌」を「素敵な書」でパネルにして飾ってみませんか。 自作の俳句がこのようになります。この俳句、書、装幀は丸岡先生によるものです。 田楽や 失せて久しき 蒙古斑 例)パネルの場合 サイズ/幅約68cm×高さ34cm×厚さ約2.6cm(参考価格35,000円) …

「いろは」と3つの「和」

京都の平安京跡で12世紀末〜13世紀初めの土器に書かれた「いろは歌」最古の全文が6/28読売新聞の紹介されました。 こちらは伊藤紘氏の型染版画「いろは」 47文字を実に見事に歌にしたものです。そして美しい。「1の矢」、「2の矢」、「3の矢」の「3本の矢」…

「和風照明」かっこよい日本。

Cool Japan かっこよい日本。日本の色、かたち、素材などをさらにきめ細かく追求しました。新感覚の和風照明ですからイベントなどでも注目されるのでは?リーズナブルな価格に改訂、和楽多屋が満を持しての新作一挙公開、一つひとつが手づくり一品限りです。…