和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

笑ってしまうしかないのか。

昨日スタッフMORIが人を笑わせてくれる落語が日本独特の話芸であるとして紹介しておりましたが別の意味で最近おかしなニュースがこれでもか、これでもかと信じられないほど続いてますよね。 納豆の話し、これは本当に情けないことで、もう笑ってしまうしかな…

和の話芸

テレビで演芸番組は今でもありますし、いわゆる“お笑い芸人”と言われる方々は大活躍されています。タレント好感度調査でも、最近ずっと上位は明石家さんまさんなどの“お笑い芸人”の方々ですね。 しかし、それはテレビというメディアでのことであり、なかなか…

袖振り合って、眞葛香山を知る。(その2)「凄い人」

以前、ブログで会社の交差点のところで、本当に良く会う人がいるという話しをしました。焼き物の話から、その方に教えてもらったことは帝室技藝員、眞葛香山(まくずこうざん)という明治から昭和初期にかけて活躍し、我が国の近代陶磁史に大きな足跡を残し…

和雑貨店も…「ららぽーと横浜」

横浜に神奈川県内最大級となる大型商業施設「ららぽーと横浜」が3月15日にオープンするそうですね。「The Life With Culture(ライフ・ウィズ・カルチャー)」がテーマで、カルチャースクールや団塊世代向けものづくり工房など、文化、知性、情報の融合を図…

光と日本家屋

西洋建築の窓から差し込む光は明るく直接的なのに比べ、日本家屋の光が優しく穏やかでやさしいものですよね。それはやはり気候風土と建築素材によるものなのでしょうか。 日本家屋の主な材料は木であり、雨雪に耐えるためには深い軒が必要です。それは夏の暑…

面白いドラマを演じたい

今から二年程まえの話です。グラフィックデザインのプロダクションとして本来の業務の中で依頼を受けホームページなどの制作を行っておりました。これは今でもやっておりますが、ひまな時はいろんなことを考えるものです。お客さま用ばかりでなく、どうせ創…

風情について

日本の美意識の一つに“風情”があります。 「鄙びた宿でなかなか風情があるね」とか、「晴れもいいけど、雨もなかなか風情があっていい」とか、言いますよね。 儚いもの、移りゆくもの、質素なものの中にある種の美を見つけるのが日本人は得意なようで、どち…

「江戸城展」と「北斎展」

今、江戸東京博物館にて同時に、この二つ展示会が開催されています。 一つは、これを見ずして江戸を語れないという、江戸城の築城550年を記念して、その全貌を明らかにする、初の「江戸城展」です。 江戸城は徳川将軍の城として戦いの場から政治の舞台、…

小田原から来客、そして「用の美」

金城次郎さんの作品について小田原のHさんから電話での問い合わせがあり、商品を送っていただくか当方に伺うかということでした。 この作品は大変人気がある人間国宝の金城次郎さんの「ぐいのみ」でした。Hさんは他にも次郎さんの作品を持っておられるとのこ…

「和」のある暮らし

「和」のある暮らしというと、“癒し”や“なごみ”が思い浮かびますが、実はすごく合理的で便利な面もあるんですね。 たとえば、和室。洋室はリビングや寝室、書斎など、その用途に分かれていますが、和室はときには居間になったり寝室になったり、多様な使い方…

友人の個展にて

先日友人から個展があるとハガキが届き銀座の(巷房階段下)というギャラリーまで行ってきました。 そこは昭和初期に建てられたビルらしく、ちょっと原宿の旧同潤会アパートに雰囲気が似ています。エレベーターの扉が手動式で乗るのがちょっと怖かったですね…

本当にいい物と出会うには…

今、香川県高松市の香川県文化会館で「第53回日本伝統工芸展」が開催されています。この工芸展は日本で最も権威ある公募展の一つで、今回は全国の重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品41点をはじめ、入選作を中心に241点を展示しています。 こうい…

月刊「日本橋」と浮世絵師、一勇斎国芳

月刊「日本橋」は日本橋地区のタウン誌です。昭和54年創刊以来、地域に根ざした話題・情報、エッセイなどの読み物、日本橋の会員店(およそ200店)、カラーマップ他で構成されております。この会員店にいけば無料でもらえるそうです。 この月刊「日本橋」…

愛情が和の心

『和楽多屋』では主に“和”に関する雑貨を扱っていますが、個人的には、食べ物の“和”も大いに関心のあるところです。しかも、伝統的とまでいかないけれど、決して現代的とは言えないレトロな食文化が…。 そういえば、昭和レトロの街並みを再現したフードテー…

エキサイティングな日本人気質?

今日、1月10日は関西では「商売繁盛笹もってこい!」で有名な『10日えびす』。 この『10日えびす』は、御狩神事(みかがりしんじ)と言われていて、鎌倉時代には実際に狩猟をして神意を窺うために謹慎斎戒の忌籠(いごもり)が行われていたようです。 期…

自分流、初詣

初詣は一般的には正月三が日に参拝するという考え方が多いようですが、一月中であれば特に問題はないとも聞きます。 今年の初詣は私の場合、千葉、市川の自宅近くにある樹齢千年もある夫婦(めおと)イチョウのある愛宕神社という所に歩いていったのが最初で…

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。 本年も『和楽多屋』をよろしくお願い申し上げます。 本日の記事が今年最初になりますね。やはり一年の初めですから、今年の抱負や夢についてお話することにしましょう。 抱負や夢というと、昨年メジャー入りが決まった松坂…