和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

「江戸城展」と「北斎展」

今、江戸東京博物館にて同時に、この二つ展示会が開催されています。
一つは、これを見ずして江戸を語れないという、江戸城の築城550年を記念して、その全貌を明らかにする、初の「江戸城展」です。
江戸城は徳川将軍の城として戦いの場から政治の舞台、権力の象徴としてまた江戸のシンボルとしても確固たる地位をきずきました。
展示品は、屏風絵、絵巻物、金箔瓦、建築図面、古文書、大型模型など約250点のほか、焼失した「幻の天守」や大奥の素顔にせまります。

もう一つは伝統的枠組を越えた独創的浮世絵師、北斎展ム風景画の世界です。のちにヨーロッパの画家たちに影響をあたえたことでも有名です。
「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」など版画を中心に版本、肉筆を交え、名所や風景を描いた各時代の約60展の作品を紹介しており、北斎の魅力がいっぱいです。
どうせ行くなら欲張って二つとも見たいものです。
詳しくは当サイトの「美術館情報」からご確認ください。


江戸城展」には太閤分銅金が展示されています。金を使って秀吉の時にはじめて造られたのが法馬金(分銅金)。この天秤の分銅の形状のルーツは、佐渡島の形であると古来から伝えられています。
そして、佐渡で小判が鋳造されはじめたのは、1622年(元和8)。現存する佐渡小判は3枚といわれ、たいへん希少価値が高いものです。


徳川幕府の財政を支えたこれら法馬金を佐渡蒔絵シールとして和楽多屋が販売しております。財布に貼れば金運が上昇するかもしれません。
http://www.warakutaya.com/makie.html

和楽多屋スタッフ:SEN