和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

2017-01-01から1年間の記事一覧

持つ喜び、使う喜び、北斎の漆芸万年筆。

万年筆といえば、かっては贈り物の定番といったほど人気でしたが、最近ボールペンを使う方が圧倒的多数となっております。しかし、万年筆はそれとは違う、言葉を一文字、一文字、思いを込めて書くためには手放せないとしている万年筆ファンは多いようです。…

文京博覧会と湯島天神「菊まつり」

文京博覧会(ぶんぱく)。恒例の区内産業・商業・伝統工芸・消費者団体などによる展示・実演・販売が下記にてが開催されます。 あめ細工や伝統工芸会による匠の技の実演が見られます。 ●11月17日(金)午前10時〜午後6時まで、11月18日(土)午前10時〜午後5時…

少しの、そして小さな一歩。

どんな時でも温かい思いやりの「ことば」と「笑顔」は人々の心に安らぎを与えてくれます。笑う門には福来たる」。笑顔で暮らすことの大切さは計り知れないもので、想い以上の幸福を己と周囲にもたらすこともしばしばです。 ○日々心静か 言葉やさしく清浄なり…

日めくり四字熟語カレンダーが進化。

切り取っても残しておきたいというお客様の声にお応えし、「保存版・小冊子」として365日分の四字熟語を別冊付録に収録しました。 昨年は品切れでご迷惑おかけしました。人気の「日めくり四字熟語カレンダー」です。お申し込みはお早めにお願いいたします。

北斎と娘お栄、北斎ファンは見逃せない。

露木為一 北斎阿栄居宅図 上の絵を再現したリアルな人形が北斎美術館で見られます。 北斎の娘お栄(雅号は応為)をテーマにした関連番組がNHK総合テレビなどで放送されます。多彩な番組で北斎ファンは見逃せませんね。 特集ドラマに出演の北斎の娘お栄を宮崎…

てわざ文字  伊藤 紘

昨日、当サイトでお世話になっています「型染版画」の伊藤紘先生とお会いし、新しく発刊された書き文字と型染文字「てわざ文字」拝見させていただきました。想像を超えた文字と日本美の世界を様々な角度から書かれれ貴重な書となっております。本の前書き部…

北斎さん、宗達さん。爪切りに、ビックリ。

「北斎と宗達」の代表作と日本の代表的な「富士と桜」をモチーフに「貝印」の爪切りに山中漆器の盛蒔絵の技術、さらに、エッチング加工のやすりで爪もなめらかに。 左上、蒔絵爪切りL赤富士3240円(税込) 右上、蒔絵爪切りL風神・雷神3240円(税込) 左下、…

○△□。丸、三角、視覚(しかく)の魔術師北斎。

昨日は突然の雷と大きなヒョウ、ビックリ。梅雨もあけいよいよ夏本番ですが、夏にピッタリするのが北斎です。 遠景の一番奥の船は富士の前を進んでいますがその富士は実は波の一つにも見えます。近景左手に、富士を思わせる三角の波が描かれています、そこに…

浴衣に似合う金魚の帯留めと珊瑚玉のかんざし。

7月に入るといきなり全国的にで真夏日が続くという。まだ梅雨があけてませんよね。 暑い日が続くと涼を求めたくなります。何と言っても、日本の風情といえる「花火大会」 透かしも夏らしい金魚の涼しげな「銀製帯留め金魚」とシンプルで鮮やかな色彩の珊瑚玉…

銀細工(ginzaiku)は銀座行く。記念(kinen)は禁煙?

受動喫煙が騒がれています。銀座へ出かけてもタバコを吸える場所を探すのが大変、愛煙家にとっては、ますます厳しい状況にあります。 よく百害あって一利無し。と言われますが、止めるとなると簡単ではないです。 煙の「輪」を出す者にとって、これから肩身…

北斎、宗達さん。美しい「バレッタ」に何思う。

日本が誇る絵師、「北斎と宗達」の代表作と日本の代表的な花「桜」をモチーフに山中漆器の技術によって、世界中の女性を魅了する本格的な美しい「バレッタ」になりました。 左上、漆芸バレッタかりん3780円(税込) 左下、漆芸バレッタ舞桜3780円(税込) 右…

暑さに体がついていけない。

まだ5月なかばというのに、昨日と今日は各地で夏本番を迎えたような暑さ、熱中症にはくれぐれも注意とのことです。 これも地球温暖化の影響なのでしょうか。 こんな時は、少しでも涼しげにしたいものです。 お着物でお出かけには、流水紋に金魚の帯留と鮮や…

夢二を楽しむ。夢二を飾る。

いわゆる「夢二式美人」と呼ばれる美人画で知られる竹久夢二。その愁を帯びた表情と細身で優美な曲線を描く姿態。そして独特な色づかい…それはまさに大正浪漫の時代を生き、愛と夢の物語り「夢二の世界」があります。 いま忘れかけているのでは、といわれる…

「桜のうた」と「月に桜」

昨日、気象庁は、東京都の靖国神社にある桜・ソメイヨシノの 標本木が開花したことを発表しました。 沖縄を除くと全国で最も早い桜の開花宣言です。 桜のうた(日本のこころ型染版画) 型染版画と東京手描き友禅(染め額)和楽多屋がお世話になっている、お…

牛天神(北野神社)と北斎「礫川 雪の旦」

梅はもう遅いと思いながらも、少し暖かい陽気に誘われたこともあり、毎年行ってる歩いても7〜8分のところの牛天神(北野神社)へぶらりと。やはり、梅の花の見頃は過ぎてました。そこで別の写真を撮りました。 境内にある、なで石(自然石)は、源頼朝公が此…

関東地方に「春一番」花2首、そして「北斎」

花は心を和ませ、人に語りかける何かを持っています。だからこそ昔から花に託して多くのうたが歌われています。版画は「菅原道真」と「西行」のうた。版画集日本のこころ型染版画 伊藤紘よりそして日本で世界に知られる「一番」はやっぱり北斎。 クリスタル…

福はうち!。福をむかえ6匹のカエル。

今日は節句です。豆まき、恵方巻もいいですが、こんな手描き友禅の絵で飾るというのはいかがでしょう。 染め額「福むかえる」(6ひきのかえる=むかえる) 日本の伝統工芸品の素晴らしさは今さらいうまでもありません。東京手描き友禅の伝統が生かされ、デザ…

北斎の生き方に学ぶ。(続いてます)

北斎(1760〜1849)は数え90歳で没しますが、72歳<富嶽三十六景>の刊行が始まり、75歳で<富嶽百景>を刊行。この中にある跋文(あとがき)には、「80歳にしてはますます進み、90歳にしてなおその奥意を極め、百歳にして正に神妙ならんか、百有十歳にして…

北斎から「学び」の連鎖を広げたい。

これは、すみだ北斎美術館館長の菊田寛さんが1月20日に読売新聞に寄せた言葉です。西洋の美術家に大きな影響を与えた北斎。その魅力をどう発信するのか。館長として腐心する毎日だそうです。 北斎の生き方を学びたい。これはかねてより考えていたので、まさ…

酉年におくる一品限りの逸品。

吉祥「春鶏」 高村光雲翁の繊細な作品を忠実に再現。培われた高岡銅器の職人の技.●作品本体(銀部分)φ約10cm●額サイズ/縦約30×横30×高さ約5.3cmアルミフレーム 、予めご連絡頂ければ商品をご覧頂けます。謝恩価格でご提供いたします。詳しくはお電話で…

今年も、北斎を追っかけます。

かっこいい、北斎の遊び心、北斎の生き方学びたい。 記念品でどんどん紹介していきます。