和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

「桜のうた」と「月に桜」

昨日、気象庁は、東京都の靖国神社にある桜・ソメイヨシノの 標本木が開花したことを発表しました。 沖縄を除くと全国で最も早い桜の開花宣言です。
桜のうた(日本のこころ型染版画)

型染版画と東京手描き友禅(染め額)和楽多屋がお世話になっている、お二人の作家さん。そこには日本の伝統「着物」と伝統的手法に共通点があります。
着物といえば、江戸小紋の着物や浴衣、華麗な紅型などが思い起こされます。これらの文様、これを布ではなく、和紙に表現したのが伊藤紘氏の型染版画です。

月に桜(東京手描き友禅)染め額

着物の染めに“友禅染め”がありますが、その東京手描友禅を着物や帯ではなく、インテリアとして楽しんでいただけるよう制作されたのが「染め額」です。素材はすべて絹で、一筆一筆丹念に仕上げられた伝統工芸士 倉谷憲明氏の作品です。