和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

2010-01-01から1年間の記事一覧

笑顔と素直。

優しい笑顔してますか、素直に明るくしてますか。 今年も残すところわずかとなりました。来年は元気なニッポンに、そして和楽多屋も「日本の伝統工芸品」「日本の記念品」をもっと充実することに力を注ぎたい。泣いても笑っても新しい年はきます。だったら笑…

「手わざ」が伝える不思議な世界、宇宙がある。

そろそろ今年の漢字が選ばれ、発表される時期になりましたね。振り返って考えてみるに今年は明るい文字が浮かんできません。昨年選ばれたのが「新」だったけど何か空しい気がする。もしかして今年の漢字は「空」ということもあるかもしれません。 ちょっと気…

「記念本」づくりで「夢」をかたちに。

日本の記念品を扱う「和楽多屋」が記念にふさわしい「記念」の本づくりのお知らせです。あなただけの記念のメモリアルを大切に、「記念本づくり」のお手伝いにさらに力を入れていきます。 原稿への「思い」は人によってさまざまです。自分史、写真集など、著…

「生きる知恵、共に生活する心構え」

核家族化、少子化、子育ての悩み、さらには「いじめ」から子供の自殺。気が滅入るニュースは後を絶ちません。今こそ時間をかけて語り合うこと、そして学ぶことが必要なのではと思います。日本人が昔から大切にしてきた「生きる知恵、共に生活する心構え」を…

日本人の「こころ」その復活に迫る。

「文化の日」に思う事。「日本の文化」「日本のかたち」今一度日本人自身が見つめなおすときであるような気がします。ここに「型染版画」伊藤紘を紹介します。江戸小紋や沖縄の紅型などと同じ伝統的手法、伊勢型紙に彫られ、それを布ではなく和紙に表現した…

フジヤマ・ゲイシャ、それに浮世絵、歌舞伎

外国の方に喜んでいただける日本の記念品には、古くからいわれるフジヤマ・ゲイシャ。それに浮世絵、歌舞伎はつねに人気です。葛飾北斎の浮世絵にみる赤富士、歌舞伎の名場面、舞妓はんは木目込み人形で。これらには手作りの日本の伝統工芸の魅力があります…

「記念」を英字で「kinen」これは「禁煙」?

最近ツイッターにも少しばかりつぶやいてます。そこでのつぶやきが自分では大変面白いと思い、このブログにも書いてしまいました。それはたまたま「日本の記念品」について今後、充実させるべく考えていたとき「記念」を英字で「kinen」とした。なんとこれは…

手元におきたい。「小鹿坊」限定品

機知と深淵なる才気。卓越した技能にユニークな発想がファンを魅了してやまない。 平成遷都1300年祭公認アートワークの作品「小鹿坊(ころくぼう)」「平成の童子」「せんとくん」に続く作品として、愛らしい表情とフォルムはまさに、籔内作品の真骨頂。 平…

「とき時あーと展X」感動をわかちあう。

いま東京スカイツリーにわく「墨田区」は、ものづくりの街としても注目されています。新商品の打ち合わせのため、片岡屏風店にお邪魔したとき、このはがきをいただきました。職人さんたちの話や、ものづくりの素晴らしさを知るたいへん良い機会だと思います…

夢二ファンは見逃せない。

竹久夢二美術館は平成2年11月に開館し、今年20周年を迎え、大正ロマンを象徴する画家・詩人として知られる竹久夢二(1884-1934)の芸術と生涯を、様々な角度から展示紹介。 館蔵品は、昨年逝去した創設者・鹿野琢見(かの たくみ/1919-2009)さんによって蒐…

「大菊」銀細工と型染版画

秋らしくなった。しかし、しかし、この気温の変化は驚きです。和楽多屋には秋にふさわしい商品が意外と多くあります。日本人は昔から菊が大好き。 はじめに、和服はもちろん,洋服にも似合う銀細工の新商品。すこし大きめ2種類の「菊ペンダント」を自信をも…

「彼岸花」

型染版画「彼岸花」 明日は秋分の日。TVのニュースでコスモスや彼岸花の名所など昨年と今年の咲きかたの違いが映し出されいた。異常気象のせいか比べるとやっぱりちょっと寂しすぎ。墓参りで横浜の西方寺というお寺にいった。毎年、赤、白、黄色の珍しい「彼…

死んでも煙草は止められない?

左から◎紫煙どくろ◎河原守どくろ◎骨踊りどくろ◎どくろ金魚10月からの値上げを機に煙草を止めたいと思う人が多く、禁煙グッズが大変売れているそうです。和楽多屋が扱う「手ぬぐい」に髑髏(ドクロ)シリーズがあります。死んでも煙草は止められない?思わず…

まもなく「中秋の名月」「彼岸の入り」「敬老の日」

いまだ、つづく高齢者の熱中症、所在不明などなどの暗くなるニュース、多いですね。まだつづくのかよこの暑さ、さすがにウンザリ。暑さ寒さも…といいますが、「中秋の名月」その2日後9月20日は「彼岸の入り」「敬老の日」なんですね。敬老の日は家族、近親者…

こころ。方丈記の時代から続く「達観」

8/26読売新聞(夕刊)こころ(医療のページ)久坂部羊(くさかべよう)さんが日本人の健康感について述べており、興味深く読ませていただきました。医療情報は安心できるように使われるべきなのに情報が増えすぎて健康への不安が大きくなっているという。 老…

包むだけではない「ふろしき」アート。

桃山時代に荘厳な工芸品として脚光を浴び、元禄時代にかけて熟成されたと言われる日本の漆器蒔絵工芸。その国宝、重文級の作品を現代の染織技法で再現。 壁飾りや玄関の装飾として格調高いインテリアクロス、テーブルクロスなど身近な日常品としてお使いにな…

新感覚の「招き猫」開店祝に人気上昇中。

開店祝いの「招き猫」を選んでみました。昔からの商売繁盛の縁起物ですが、二人の作家により、新しい感性でアートとして生まれ変わりました。 どんなお店にもフィットする吉祥画です。 開運招福、額入り。他にもあります。こちらから 上http://www.zero-ok.c…

「利休百選」

利休百選の中には、その精神を超えた人間のあり方や、人生についての示唆が感じられて、道の名人は人生の達人、を思わせてくれるに十分だ。(型染版画、伊藤紘より)千利休は天下人、秀吉を前にたとえ死すとも己の美学を一歩も譲らなかったといわれ「わびさ…

暑さに負けず頑張れるのは蛙だけか?

(部分) それにしても、何という暑さなんでしょうか。ここに東京手描友禅の「粋と品」でユーモラスに描かれたカエルたちを紹介します。福の文字に元気な6匹の蛙、これで「福迎える」です。新築、開店、誕生祝いなどにも、この目出たい贈りものは喜ばれます…

夢二の「短冊」海外でも人気。

竹久夢二は日本でも大正ロマンとして今の時代に見直され人気がでてきておりすが、不思議と海外でも人気です。外国の方には日本の「短冊」が新鮮に思えるようです。価格もリーズナブルで持ち運びもらくです。日本のお土産として喜ばれます。 「短冊」はこちら…

日本の美発見。屏風の世界、その変遷と展開

7/25(日)まで出光美術館において室町時代から江戸時代にかけての花鳥画・物語絵・風俗画・名所絵などの優れた作品によって屏風形式と絵画様式の変遷が屏風ならではの魅力と迫力で見ることができます。 博物館情報はこちらからhttp://www.warakutaya.com/ex…

ゆかたクイーン」に蜻蛉玉のかんざしで?

鮮やかな色彩で煌めく蜻蛉玉(とんぼだま)の銀かんざし。その華やかさと純粋無垢の美しさ。「ゆかたクイーンコンテスト」ハクビが参加者を募集しているのをJRでみました。ゆかたに蜻蛉玉の銀かんざしはおしゃれで色っぽい。これで応募はどうでしょう。 これ…

歴史と伝統、江戸木目込み人形。

日本の誇るべき伝統芸能「能」や「歌舞伎」は海外でも大変人気です。衣装の素晴らしさなども外国の方にとっては不思議な魅力になっているようです。 衣装は絹や綿織物で、伝統的技法によって目にも鮮やかに木目込まれており、日本人の心が伝わる贈り物として…

試行錯誤。情報とショップ

和の情報サイト(情報)&日本の記念品(ショップ) 情報もショップもネット上には溢れる程あり、当然、検索は目的を持ってされております。例えば ヤフーやグーグルで「和」の情報サイト、あるいは「日本の記念品」と検索すると、すぐに「和楽多屋」を見つ…

自由な発想の石のオブジェ。

縄文時代には石笛が神との対話に、さらに天岩戸神話や神社のご神体が岩や石であるところは多く、石は神秘的な存在として日本の文化に関わってきました。石には無意識のうちに日本人を惹き付ける何かがあります。自由な発想のデザイン、こちらモンステラ同様…

和紙インテリア。モンステラ(怪物)

葉に穴が開いたり、深い切れ込みがあったり、非常にユニークで面白い形で観葉植物として人気のモンステラ。名前はラテン語の「モンストラム(怪物)」に由来するといわれています。この海外の個性的な植物と、天然の素材繊維である日本の伝統的「和紙」を調…

夢二の人生を彩った女性たち。

憂いを帯びた表情と細身で優美な曲線で描く姿態は「夢二式美人」として、いまでも多くの女性ファンを引きつけてやみません。竹久夢二の人生を彩った女性たち「たまき」「彦乃」「お葉」さん、絵をみても分かりますが、いずれも本当に羨ましくなる?ほどの美…

伝統的手法から生まれた、究極の手技。

いま、残したいもの 日本のかたち「型染版画」伊藤紘は忘れられようとしている日本人のこころの再発見でもあります。そこには日本人が見直すべき日本の文化があります。 型染版画についてもっと知りたい方へ http://www.warakutaya.com/katazomehanga_about.…

威風堂々。甦った貴重なシーサー。

和楽多屋の特別注文により年4回に限り制作される宮城須美子氏(人間国宝金城次郎氏の長女)の作品です。容姿は気高く、力強く、筋骨隆々と素朴のなかに逞しさと気品があり心を和ましてくれます。お店の入り口などにあれば人気者になり商売繁昌は間違いなし…

小わらじ。大わらじ。風かおる一日。

風かおる5月です。対岸の友に、矢切りの渡しに乗って逢いに行きました。今も変わらず片道100円。 柴又の乗船場前に小さなわらじ「わらじっこ」を、つくる人の良いおじさん。これを伊藤紘先生の型染版画作品の備後の大わらじと比べたら面白いかなと思い写…