本当にいい物と出会うには…
今、香川県高松市の香川県文化会館で「第53回日本伝統工芸展」が開催されています。この工芸展は日本で最も権威ある公募展の一つで、今回は全国の重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品41点をはじめ、入選作を中心に241点を展示しています。
こういった工芸展は実際行ってみて始めて、その技術のすばらしさが分かるものですよね。日本の伝統工芸品が徐々に衰退していっているとの話も聞きますが、その一つの原因として、私たちがそういう工芸品に普段触れていないということがあると思います。
そう、知らないんです(^^;
ありとあらゆる物があふれかえっている現代の生活においては、意識してそういう工芸品をお店や展示会に見に行かない限り、一生触れることも見ることもないまま、過ごしてしまう方も多いのではないでしょうか。インターネットの発達で情報があふれかえる時代に、かえって必要な情報に巡り会えないことが多いのと同じように、物があふれかえる時代に、本当にいい物と出会えるのは、もしかしたら至難の業なのかもしれませんね。
その点、こういった展示会はいいチャンスでしょう。いい物を見極める目を育てるには、優れた作品を見ることが一番だといいます。
今月21日までですので、お近くの方はぜひ足を運ばれてはいかがですか?
※伝統工芸品に触れたい方で首都圏にお住まいの方には、こちらはいかが?
●全国伝統的工芸品センター
東京都豊島区西池袋1-11- メトロポリタンプラザ 1・2F
詳しくは ⇒ http://www.kougei.or.jp/center/index.html
※その他、和楽多屋のリンク集にもいろいろご紹介しています。
和楽多屋スタッフ:MORI