和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

文化遺産。「無形」と「余計」


郷土の味 型染版画 伊藤紘
農林水産省によれば、南北に長く、四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、そこで生まれた食文化もまた、これに寄り添うように育まれてきました。このような、「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」を、「和食;日本人の伝統的な食文化」と題して、ユネスコ無形文化遺産に登録申請しています。とあります。
日本人の伝統的食文化が、ユネスコ無形文化遺産に登録決定し、食に対する関心は否応なく高まってきてます。評価されたことは誇りといえますが「無形」が故に、守らなければ別の意味で無になるという危険もありそうです。
ちなみになんでも美味しく食べられる自分は和食派です。一方、公私ともに老害をまきちらしているという点(自覚症状があります)では「余計」文化財なのではないかと考えてしまう今日このごろです。