和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

「何ごとの……」

伊藤紘 型染版画より 「何ごとの……」

「何ごとのおはしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」
西行法師が伊勢神宮に参拝したとき詠んだ歌。20年に一度の「式年遷宮」「遷御の儀」その神秘的な様子がニュースで何回も報道されました。「常若」常に新しく若々しく生まれ変わりながら未来へと伝える。ここには日本独自の美の世界があります。経済発展に没頭し、心の世界を忘れてきた日本人に今こそ、残したいこと、伝えたいことなのかもしれませんね。