和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

桜舞い、うたう「義清(西行)


花2首(日本のこころ型染版画 伊藤紘より)
前回放送NHK平清盛」で清盛と同じ北面の武士鳥羽法皇に仕える、佐藤義清(のりきよ)後の西行法師の場面には桜の花と短歌が見事に映し出された。
「願はくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月のころ」
有名な西行のうたが画面いっぱいにひろがった。義清(西行)は大変桜の花と月を愛した人だったようだ。たった一度の恋の為、全てを捨て、世を捨て出家し、法師となって生涯放浪の身となっていくのであろう西行がとてもよかった。
世の中に燃える恋を全うし死ねる人がどれほどいるのだろうか。桜が舞い、うたが流れるとてもきれいな映像でした。
見られなかった方は3/17(土)再放送があります。最後の場面は再放送でまた見るつもりです。
花は心を和ませ、人に語りかける何かを持っている。だからこそ昔から花に託して多くのうたが歌われてきた。
版画は「菅原道真」と「西行」のうた。版画集日本のこころ型染版画 伊藤紘より版画はhttp://www.warakutaya.com/katazomehanga.html