和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

平城遷都1300年祭

昨日、「籔内佐斗司」のページに新たに『小鹿坊』が掲載されましたので、少し「平城遷都1300年祭」について書きたいと思います。

平城遷都1300年祭は、平成22年(2010年)の1月1日から12月31日まで、1年間通して行われるイベントで、主会場の平城京跡をはじめ、奈良県内および関西の各地で開催されます。

開催の趣旨は「平城遷都1300年を機に、日本の歴史・文化が連綿と続いたことを"祝い、感謝する"とともに、"日本のはじまり 奈良"を素材に、過去・現在・未来の日本を"考える"。」ということです。

日本の文化を考えるということでは、及ばずながら当『和楽多屋』の趣旨ともぴったり合って、まさに2年後は、日本を見直す年になりそうですね。

さて、ご存知の通り、マスコミではマスコットの「せんとくん」ばかりが取り上げられていますが、イベントそのものの壮大な趣旨も、もう少し宣伝してほしいなと考えてしまいます。

またその「せんとくん」にしても、キャラクターデザインの籔内氏のことを、もっと広く一般の人にも知って欲しい気がします。籔内氏は古文化財の保存や修復に力を貸すほど、日本文化に対する造詣は深く、日本の造形美学の第一人者です。もちろん著名な方ですから、分かっていらっしゃる方は分かっていらっしゃいますが、知らない方も多くいるのだと思います。

『小鹿坊』の追加が、そういうところまで深く理解していただくきっかけになれば、幸いです。

「籔内佐斗司」のページはこちらから

和楽多屋スタッフ:MORI