和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

「江戸通り」

昨日、江戸文化歴史検定の概要をスタッフのMORIが取りあげていましたが、江戸ブームとまではいかないにしても、何となく最近は江戸について感心が高まってきているような気がしてうれしくなります。
「ぶらり通勤途中の話し」蔵前橋通り、今日はそれに交差する通りについて書いてみました。

「お帰りなさいませご主人様」…駅周辺の様子が大きく変わった秋葉原電気街がある昭和通り、下町の天神さま菅原道真公が祭られている亀戸天神、そのそばには明治通りがあります。その間に昭和通りから数えると江戸通り清澄通り二ツ目通り)、三ツ目通り四ツ目通りがあって明治通りです。先日書いた、両国の江戸東京博物館清澄通りに面していますが交差する交通標識には清澄通りとあり、二ツ目通りとは表示されていません。三ツ目通り四ツ目通りは現在もそのままです。そのほか大小さまざまな交差する通りがありますが、昔は外に向かって一ツ目、二ツ目、三ツ目、四ツ目となっていて、その方がが分かりやすかったかもしれません。

通勤では隅田川を渡ると、そこはすぐに江戸通りです。その少し先を行けばお江戸日本橋です。毎日ここを横切るたびに江戸通りという名称が大変、気になっていました。

千代田区大手町から台東区花川戸に至る通りが江戸通りです。花川戸といえば花川戸の助六、聞いただけでも江戸の臭いがムンムンします。したたかに生きていた江戸の庶民の生活や文化がここにあったのだと想像を膨らませたりして通りぬけます。現在の江戸通りは、江戸時代の五街道の一つ、旧奥州.日光街道筋にあたり、東北へ通じる街道であったことと、浅草寺詣りや吉原への遊客で賑わった道でした。江戸へ通じる、このあたりから名付けられたと思います。最近、行ってないけどこの街道筋に平成13年に創業200年を迎えるという「どぜう」の老舗「駒形どぜう」があるんですよね。近い内に行ってみよう。
車ではあっという間に通過してしまいますが予め江戸通り、東京から秋葉原、浅草周辺をさらに細かく下調べし、じっくりとウオーキングで楽しみたいと思っています。
スタッフ:SEN