和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

街で見かけた、もう一つの「菊花展」

亀戸天神の菊祭り、震災記念堂で菊花展、会社近くの牛天神北野神社の菊わらべまつりと…こう考えると日本列島、菊、菊、菊でどのくらいの菊祭りが開催され、どのくらいの人が菊の花を鑑賞しているのだろうか?
日本人にとって春は「桜」秋の花といえば「菊」この二つは日本をもっとも代表する花で、昔から日本画のモチーフとして松竹梅と共に数多くの美術作品が残されています。
「菊花展」こういう会場には普段、頭でイメージする菊の花とは違って自分などには絶対といってもいいくらい造ることは出来ない花の芸術作品が並んでいます。
その時々の気象条件や花への愛情、情熱、子供を育てるのに似ていたりするのか、飾られるその日に合わせ、そこまで試行錯誤の連続なのか、そして思ったようにいったのか、など勝手に想像しています。
これは、伝統工芸の職人さんの物づくりへの思いに共通する日本の伝統、匠の世界に似ているような気がします。
ところで
かって文京区立茗台(めいだい)中学校で、漢字を絵文字で表現した作品を紹介しました(8/30付けのブログ)が、またまたその中学校のこと、今が盛りのもう一つの菊花展の話です。学校の入口近くに並んだ「菊」を中心にした美しい花々。生徒さんもそうだろうし、そこを通る人達にとってもどれだけのやすらぎとホッとする空間となっていることか。きれいだネ!の声が聞こえてきます。ここ至るまでには、優しい心で草花に接し、そして丹精込めて苦労して育て上げたことと思います。ここを通る私達にほんのひとときでも、いい気持ちにさせてくれていることにホント感謝しています。

大沢親分、張さん、どう思いますか?
ここの生徒さん達はなんとも素晴らしいことやってるじゃないか。
うーん、これは「アッパレ!」じゃ!
学校での、暗いニュースが多いなか、このようなことが書けることの喜びを感じています。
スタッフ:SEN