和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

ミスを棚に上げて。

友人などには最近ボケ防止もかねて、ブログとやらを週一くらいで書いているよ。うまく書けないが時々見てよ、などと話している。ブログ「和楽多屋日記」はスタッフが綴る何でもあり時々和情報ということで無理なく続けていければということで始まっている。

ボケてる話だが、最近は人の名前が出てこない、物忘れなどもメチャクチャ多くなった。人にその話をするとそんなこと私もたくさんあると言う人が多い。

先日の私が1〜2ヵ月に一度診てもらっている大きな病院での話ですが、最近は受付けも、診察券を病院入口で機械に通すことで受付けがされ、窓口の混雑解消になっているようだ。その日はカードが反応しなかった。
診療予約日をプリントしたものも事前にもらっていて確認できるわけだが間違いがなければ、プリントの必要はない。受付に行き確認すると予約日は来週になっていますとのこと。
思い込みの激しい私は確認などせずに、この日に間違いないと最初から間違ってカレンダーに印をつけていたのだ。

やってしまった。だけどせっかくきたのだから何とかならないものか、聞いてくれませんかと頼んでみた。結果、午前9時の予定が、他の予約の方が終わるが午後1時くらいなのでそれまで待ってもらえればとの話。11時頃なら仕方ないと思っていたのだが、これでは日を改めるしかなかった。

会社に戻り何人かにその話をしてみた。私はボケてるのを棚に上げて、先生が診る時間は5〜6分だよ。だからそこのところ何とかならないのかね。するとみんながいわく、個人の病院ならともかく、大きな病院は予約している患者さんの数も違うし、制度としてもそれをやっていたのでは収拾つかなくなるので、できないのは当たり前ではないかの圧倒的多数。無理を通せば道理が引っ込むということで一人のために皆が迷惑するし混乱するのでいうことなのだろう。
予約の数は別として、個人医だったら違った対応をしたはずであるとすれば、大病院だってそれなりの対応ができるはずと思うのだが、残念ながら自分への同情は一人もいなかった。

個人医と大病院は中小企業と大企業にも似ているような気がする。
仕事上で無理を言われることは日常茶飯事。その時の状況や個人差もあるが「それは無理です」とキッパリ断る人、「相談してみます」という人、頼まれたらイヤと言えないで「何とかします」という人。
それぞれ、ありだと思うが「何とかします」には、何となく「江戸っ子」気質が感じられカッコいいと思うのだが。

和楽多屋スタッフ:SEN