大雪
今度の日曜日(7日)は「大雪」ということで、いよいよ寒気が厳しくなる季節ですね。
「大雪」は実は春分や冬至と同じく、“二十四節気”のひとつなんですが、現代ではあまり意識しなくなってしまいました。
“二十四節気”とは陰暦を使用していた時代に、季節を現すための工夫として考え出されたもので、春から順番に挙げていくと、立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒です。
どうですか?今ではすっかり使われなくなったものもありますよね。
でも、こういった陰暦時代の工夫は、昔ながらの知恵が込められており、大切にしていきたいものです。今では本当に季節感が感じられなくなってしまいましたが、それでも来るべき季節への対応はきちんとしておかないと体調を崩してしまったりするでしょう?だからこういう季節の移り変わりを改めて認識させてくれる“区切り”は、重要だと思うんですよね。
日本の文化は昔から季節と密接なつながりがありました。雪に親しみ、月を愛で、花に癒される…それはまさに日本のこころです。
「雪月花」( 伊藤 紘作 型染版画)
和楽多屋スタッフ:MORI