和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

「ぶらり通勤途中下車の旅」(防災週間)

日本テレビ土曜日の朝「ぶらり途中下車の旅」という番組があります。週替わりで芸能人が電車に乗って気ままな旅をする。ちょっと変わった美味しいお店、伝統工芸品や気さくな職人さんの紹介など、そこには新しい発見、こころ温まる素晴らしい人と人との出合いがあります。
それに似た体験は、ちょっと気をつけて見てみると身近にもあることに気づきます。私はいつも車で会社へ通勤しています。そこで、思いついたのが「ぶらり通勤途中下車の旅」です。

今週は「防災週間」ということもあり、通勤のちょうど中間にあり、いつもトイレに立ち寄る「震災記念堂」と、その周辺の話をしてみたいと思います。
「震災記念堂」は私の利用する蔵前橋通りに面していて平行して京葉道路がありJR「両国駅」はその2本の道路の間にあります。
両国駅」を起点としても徒歩10分以内のところに回向院、両国国技館江戸東京博物館、安田庭園そして震災記念堂と頭に浮かぶだけでも見どころがこんなにあるんです。あらためてびっくりで、散策スポットとしてお勧めです。

「震災記念堂」は両国国技館がすぐ眼の前です。横網町というところにあります。かって、同乗していたイラストレーターの林多聞氏いわく「よこづなちょう」。正確には「よこあみちょう」です。場所が場所だけにおそろしい思い込みというのか、まぎらわしいというのか。

横網町公園復興記念館の屋外にYOKOAMI OPEN GALLERYというのがあります。大正12年(1923年)9月1日に発生し,多くの犠牲者を出した関東大震災の被災品、焼け溶けた車、印刷機、鉄柱、釘の溶塊などが展示されています。感じ方は様々と思いますが機会があれば是非立ち寄ってみてはいかがですか。

9月1日(防災の日)はテレビ、ラジオで防災訓練や防災グッズ等、多くの局が取り上げていました。私など忘れるのも早そうです。「災害は忘れた頃にやってくる」「明日のことは分からない」ということは分かっているんだけど。「備えあれば憂いなし」ということも承知しているんだけど。
いちど忘れないうちに家族で話をしてみようと思う。
スタッフ:SEN