和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

街歩きの楽しみ

最近、SENさんの話題に「ぶらり途中下車の旅」の話題が出ていますが、同じく東京ローカルの番組で「東京ウォーキングマップ」という番組もあります。(日曜日の早朝、TBSで放送しています)

こちらは「ぶらり…」と違って、少しマニアックな感じで、番組のレポーターはかっこよく“散歩師”と呼ばれています。ただ漫然と散歩するのではなく、さまざまな出会いや発見をする、一種の職人という感じですね(^^

たかが散歩なのですから、ぼんやり歩いていてもいいのですが、それなりに注意を払っていると、意外なものに出会えたりすることも事実だと思います。

ただ、私の家は、東京の文京区白山というところにあるのですが、いわゆる「谷根千」(谷中・根津・千駄木)の近くで、ぼんやり歩いていても、いろいろ昔ながらの日本的なものに出会う機会が多い。たとえば、谷中を歩いていて、ふと立ち寄った「喫茶ギャラリー 木楽庵」などでは、伝統工芸の「江戸指物」の展示があったり、昔の商家がそのまま残してあって、急にタイムスリップしたような気分になったり…。

自分の住む街に、そういう新しい出会いがうれしいですよね。「谷根千」でなくても、案外身近に歴史的な場所があったり、おいしいお店を発見するかもしれません。散歩なんてする時間がないという方でも、普段の帰り道を少し変えてみるとか、急ぎ足を少しゆっくり歩いてみるとかで、新鮮な目で我が街を見ることができると思うのですがいかがでしょうか。

スタッフ:MORI