和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

日本人のDNA

最近、団塊の世代をターゲットにした商品が多く企画されているようです。というのも、来年あたりから、1947年から1949年生まれの彼らが会社の定年を迎えるからなんですね。第二の人生をどう過ごすか。巨大なマーケットだけに、各業界はいろいろ戦略を立てて、彼らにアピールしているようです。

日岡山にオープンした「ビーチコーマープラス群言堂」もその一つかもしれません。天然素材を使用した衣料品や生活雑貨約1300点をを扱うお店でそのテーマは、「和」。着心地の良さにこだわった素材使いが特長だということです。

それにしても団塊の世代は、どちらかというと新しもの好きの世代で、洋風な生活スタイルも大いに取り入れてきたはず。それが定年になって?」を求めるというのは面白いですね。ある意味社会の変革者であった彼らは、これまで人一倍がんばって、つっぱって生きてきた。そんな彼らを最後に癒してくれるのは、やはり「和」であるというところに、DNAの強さを感じます。数十年欧風の生活が主流になったからといって、千年以上続いた和風の生活は、しっかり日本人の魂に染みついているといったところでしょうか…。

スタッフMORI