誰もが納得する、真のチャンピオン？

「和楽多屋」スタッフも年末の慌ただしさのなかで作業に追われています。
たまたま最近のブログにはスポーツのことが多くなっていますが今年もあと数日となると何故か気持ちに余裕がなくなるのか、「和」情報の発信が少なくなってきているのは気がかりです。

こんな時に因縁の亀田興毅とランダエタのフライ級タイトルマッチが行われた。
戦いの前の発言などを聞くとどうしても不愉快になってしまう。これが個性、持ち味なのかもしれないが、スポーツマンだったらもっと紳士的にできないか、対戦する相手にも、外国のボクシングファンだって見てるのに恥ずかしくないのかと思ってしまう。

だけどファンが多いのは何故なんだろう。

ユニークな練習風景など亀田3兄弟は小さいころからTVなどで紹介され、私も嫌いではないのでよく見ていて、これまでのさまざまな努力は知っている。そのころから期待され彼のようなボクサーの出現を日本人は待っていたんだと思う。

今回の判定は文句のつけようが無い圧倒的な亀田の勝利でタイトルを防衛した。
試合後のインタビューで少し大人になっている亀田を見た気がした。

日本の国技、相撲の世界でしばしば「横綱」の品格ということが話題になるがボクシングの「チャンピオン」だから品格がどうでもいいということはない。
「心」「技」「体」とよくいわれるが亀田興毅にはそういう意味で「真のチャンピオン」としてこれらをさらに充実させ防衛記録を伸ばしていってもらいたい。
亀田3兄弟にはまだ2人いる。彼等もあの親父さんのもと、どんなになっていくか楽しみだ。

試合終了後、健闘をたたえあった亀田の姿、さらには負けを率直に認めたランダエタ選手その清々しさが印象的でした。

スタッフ：SEN