和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

遅刻

今日、3月15日は所得税の確定申告の提出期限日、みなさんはもうお済ませですか?(サラリーマンの方はあまり意識されないと思いますが…)これは自戒を含めてですが、ほとんどの方が、提出日が近づくと慌てて伝票を整理して資料を作るようです。もっと前からやっておけば、もっと余裕をもってできるにも関わらず…。

それはそうと、確定申告なら必死になって期限を守ろうとしますが、待ち合わせの時間には必ず少し遅れてくる人がいます。それがほんの4、5分のことなのに、どうしてそんな僅かな時間遅れるのかと疑問に思いますが、本人にしてみれば、電車の時間がうまく合わないとか、出がけに忘れ物をしたのに気づいて取りに帰ったとか、いろいろ言い訳はあるらしい。でも、そんなことが一度や二度ではなく、ほぼ毎回…。そんな人の神経はいったいどうなっているのでしょう。

逆に待ち合わせの時間のはるか前に着いてしまい、時間をもてあましている人もいます。何もそんなに早く来なくても、と思いますが、その人にとっては、遅れるよりはずっとましだと思っているらしい。こうして考えてみると、遅刻する人も早く行き過ぎる人も、どっちもどっちということにもなります。

こう言ってしまえばみもふたもありませんが、要はその人の価値観の違いなんですね。しかしその価値観の違いはどのようにして生まれるのでしょう。遅刻する人も、何も遅刻がいいことだとは思ってはいないでしょう。ただその人にとっては、時間に間に合うとか間に合わないとかは、さほど重要ではないのです。それより時間ぎりぎりまで、自分の用事をすることのほうが大切だと思っているわけです。

では一方の早く行き過ぎる人はどうでしょう。一見遅刻をしないことは立派なことのように思えます。しかし、あまりにも早い時間に行ってしまうというのは、明らかに時間の使い方がへたということで、自分でもその遅れまいとする強迫観念に嫌気がさしている人もいるようです。

いずれにしても、どちらも性分というもので、なかなか治るものでもありません。だとすれば、それとうまくつきあっていくしかなさそうです。相手がいつも遅刻をすると、いつもイライラしているあなた。相手をせめても治る可能性がないとすれば、待っている時間を有効に使う方法(たとえば本を読むとか)を考えたほうが賢明かもしれませんよ(^^

和楽多屋スタッフ:MORI