和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

モンステラ(怪物)

warakutaya2007-05-29

みなさんはモンステラという植物をご存知でしょうか?
写真を見れば、ああ、あの植物なら見たことがあると思われる方は大勢いらっしゃると思います。

モンステラ属(ーぞく、Monstera)とは、サトイモ科の属の一つで和名はホウライショウ属で熱帯アメリカに20〜30種類が分布するそうです。
現地では、大木の幹に絡み付いているツル性植物で、つるが伸び生長するにつれてフチから葉脈にかけて深い切れ込みや穴ができて、独特のおもしろい形の葉になります。薄暗いジャングルに生息するため、直射日光を嫌う反面、耐陰性は強く、比較的に暗い場所でも育ち、乾燥にも比較的強いそうです。
葉に穴が開いたり、深裂(深い切れ込み)があったりと穴の開いた葉が非常にユニークで、葉の形が面白いため、1960年代前後に観葉植物として人気が出て、インテリアとしてばかりでなく様々なシーンでのデザインに利用されてきました。現在でもこの葉をモチーフに素晴らしいイラストを描かれるイラストレーターの方がいらっしゃいます。
名前の由来はラテン語の「モンストラム(怪物)」に由来するといわれています。

こうした海外の個性的な植物と、天然の素材の繊維からつくられる日本の伝統的和紙を調和させたデザインで和洋を問わず、どんなインテリアにも馴染む、やすらぎの空間づくりに着目した商品が発売されます。
立体感を持たせた額装の作品で、この開発については、葉脈の凹凸などの表現が難しく、大分以前から「和楽多屋」も途中経過を見守ってきました。待ちに待った作品を近日発売いたします。
モンステラと同様の開発商品も同時に掲載します。
詳細については、追ってまたブログでお知らせします。
大いに期待していただけるものと確信しております。

和楽多屋スタッフ:SEN