和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

遠くて近きは…

“遠くて近きは男女の仲”といいますが、人間関係全体も、実はそのようなものなのだそうです。たとえば、地球上のできるだけ離れた地点の人間を2人選び、一方からもう一方へ、友達の友達は皆友達という感じで次々に知り合いを紹介してもらっていくと、わずか10人ほどでたどり着くのだそうです。

ものすごく膨大で、複雑なネットワークでも、ある地点とある地点を結びつける距離は実は非常に短かかった…。こういうのを“スモールワールド”といいます。この現象は、人間関係だけではなく、人間の細胞組織やインターネットにも見られ、意図的に作られたものではありません。なぜそうなるのかは分かりませんが、このときに大事になるのが、互いに非常にかかわりの深い強い結びつきではなくて、人間関係でいえば、一年に一度年賀状を交す程度の弱い結びつきなのだそうですね。弱いからこそ、遠くのポイントまでジャンプできるのだそうです。

偶然知り合った人が自分の友人の知り合いだったして“世間は狭い”とよく言いますが、こういうことなのですね。ネットワーク社会が発達して、ますますこの“スモールワールド”は狭くなっているのかもしれません。たとえば、私ども『和楽多屋』でお買い物をしていただくとすると、私どもはたちまち、そのお買い物をしていただいた方の知り合いの何十人か何百人か何千人かとお知り合いになることができるわけです。そう思うと何やらこの仕事をしていても、楽しくなってきます。もちろんそのためには、いい商品をご提供して、“いいお知り合い”になることが大切なんですけどね(^^

※ところで、6/20にSENが書いた記事、東京ドームで開催された「東京お宝市場2007」に、彼が今日、行ってきました。2時間でも回りきれないほど、充実した内容で、なかなか面白かったそうですよ。もし行かれる方があれば、たっぷり時間をとって行ったほうがいいかも(^^

和楽多屋スタッフ:MORI