和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

〜心地いい音〜

今日も東京は蒸し暑いですねぇ。
自然の打ち水(雨)が欲しいところです。


以前、mixiで書いた日記を引用させていただきます。
(2007年3月5日の日記より)


夕べ、『素敵な宇宙船地球号』で『音』について放送していました。
「どうして自然の音はうるさく感じないのか」と思っていたところだったので見入ってしまいました。


日本人は昔から音を楽しむ習慣があるそうです。
風鈴や虫の音(ね)、川のせせらぎに心が癒されたり。
どれも規則性の中にある不規則な音のゆらぎに心地よさを感じるそうです。
心臓の音も一定しているようで微妙に不規則に鼓動する。
赤ちゃんがお母さんの胸に抱かれると安心して眠るのはこのためとも言われています。
江戸風鈴も口の所をわざとギザギザにして音が微妙に不規則になるように工夫してあるそうです。


日本人は虫の音を聞くと癒されたり懐かしさを感じたりします。
欧米の人に虫の音を聞いてもらうと
「イライラする」「機械的」と感じるそうです。
日本人と欧米人の脳の構造に違いがあるために感じ方が違うのです。


人間の右脳は直感的に感じるものを処理するようになっていて
雑音や楽器の音を聞くと右脳が反応します。
虫の音を聞くと欧米人は右脳が反応するのに対して日本人は言語などを処理する左脳に反応が出るそうです。
その差が「心地よい」と感じるか「不愉快」と感じるかに繋がるそうです。
不思議ですよね。(上手く説明できたかなぁ?)


見終わってから「日本人で良かった(^^)」とつくづく思いました。


じゃあ、田園風景に懐かしさを覚えるのは日本人が農耕民族だったからなのかなぁと、また一つ不思議ができてしまいました。


スタッフ:MU