和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

暑くて眠れぬ夜「金魚のポニョ」

今日は昨日までとはうって変わって涼しくて大変快適である。
2〜3日前のこと不眠症ではないのだが、暑さも加わりなかなか寝つけなかった。眠れない時は無理して寝なくてもいい。これが私の眠りの流儀?だ。夜中の2時過ぎ、そういう時には起きていつものようにタバコに火をつけ一服する。それから1〜2時間すごす。自分にとって貴重な時間でもある。そしてまた寝床に入る。

その時も同じように起きて一服。テレビをつけるとNHKで「プロフェッショナル仕事の流儀」の再放送、「宮崎駿監督」をとりあげていて、次回作品「金魚のポニョ」の制作現場にカメラがまわっていた。

つまらないことを含め、気付いたことをいくつか。
一つは創作のアイデアをまとめている時、彼はメチャクチャ不機嫌になるということ。息子の「ゲド戦記」の試写のときでもその場では息子とは距離を置いていて、なんの会話もない。カメラマンが取り付く島もないほどで気の毒になったくらいだ。一般的によく言うイヤなおやじである。私もそうだけど。

二つ目、驚く程のヘビィスモーカーであること、デスクではむろん、食わえタバコあり、歩きタバコあり普通のオフイスならまず許されないだろう。 NHKのスタジオでも煙りがもうもう。そして、どうも追いこまれないとアイデアもなかなか生まれないらしいということ。ヘビィではないが私もタバコは欠かせない。

三つ目、アイデアホースの出口が細くなっているというようなことを言っていた。それにHBから5Bにまで握力が弱くなっているということ。これは年齢からだろうということ。私もそうだ。

ここまでは年齢的なことからか自分に似てるところもある。

印象的だった言葉は、映画は理屈ではない。子供は論理で生きてないからというような言葉だった。

そして最後、でき上がったイメージ画には大いに感動した。「ポニョ」がくらげの大群に乗って現れる登場場面、やっぱり宮崎駿監督である。これは間違いなくいい作品になることだろうとそのイメージ画で感じた。来年の夏らしいが完成が楽しみである。

和楽多屋スタッフ:SEN