和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

語源

今日、10月10日は昔の「体育の日」で晴れの特異日だそうですね。東京の朝の空は曇っているのですが、今日はどんな天気になるんでしょうね。

ところで季節は秋。「秋(アキ)」の語源は“飽き食い”の“飽き”からだそうですね。つまり収穫したものを飽きるまで食べるのが秋ということです。今ではすっかりそんな季節感はなくなってしまいましたが、語源をいろいろみていくと、おもしろいことが分かったりします。

ちなみに秋の次の「冬(フユ)」は、“殖ゆ”で、寒さをじっとがまんしている間に、春に向けて新しい生命が殖えることを意味するのだそうです。また“殖”には蓄えるという意味もありますね。秋も冬も、日本人の生活がいかに稲作などの農業と強く結びついていたかが想像できます。

英語で秋は「autumn」または「fall」ですね。「autumn」は主に英国、「fall」のほうは、アメリカで多く使われる表現です。語源は「autumn」はラテン語のautumnus「増大の(季節)」と関係があるらしく、「fall」はまさに“落ちる”、木の葉が落ちるということですね。結構語源的には直接的で見たまま、っていう感じがします。合理的な民族ということでしょうか。でも「fall」には“崩壊、没落、堕落”などの意味もあり、なんだか寂しい(^^;

秋に食べ過ぎると「デブ」になるかも(^^; その「デブ」の語源もいろいろあるのですが、おもしろいのは、「Double chin(二重あご)」が「デブちん」となり、「デブ」になったとする説。
せいぜい“二重あご”にならない程度の秋の味覚を堪能したいものですね(^^

和楽多屋スタッフ:MORI