和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

銀の魅力

金、銀、プラチナなど、貴金属にもいろいろありますが、その中でも銀はどうしても滋味なイメージがありますね。でも、歴史を遡ると、古代エジプトでは銀は金よりも価値があり、金製品にわざわざ銀メッキが施された宝飾品も存在するくらいなんですね。また、ヨーロッパでも、ポトシ銀山石見銀山の銀が大量に流れるまでは、金よりも貴重な金属だったのです。

また、宝飾品以外にも、銀はいろいろな用途があります。その一つが抗菌作用で、銀イオンが非常に強い殺菌性を示すことから、それを利用した抗菌グッズもたくさんあります。また、写真の感光剤として利用されたり、金属の中で最も電気抵抗が低いため、マニア向けのオーディオケーブルに利用されたりしています。

でも、何と言ってもやっぱり銀は宝飾品や食器などの利用としての魅力が大きいでしょう。金が豪華な黄金色に比べ、銀は白に近い輝き、でもそれは気品に溢れていて、古代から最も愛された金属でした。

「和楽多屋」では銀細工として、「蜻蛉玉の銀簪」と「純銀製 キンメフクロウ」をご紹介しています。どちらも江戸の伝統工芸技術、末次派を原点に受け継ぐ二代目・小島 信重氏の作品。銀を知り尽くした職人の、一つひとつ丁寧に手作りした逸品です。詳しくは、ぜひ以下のページを見てくださいね。

和楽多屋・銀細工ページ
http://warakutaya.com/ginzaiku.html

和楽多屋スタッフ:MORI