和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

OK?NG??

休日のある日、テレビを見ていたらある一枚のポスターのことを取り上げていました。
ポスターにはフンドシ姿の男性数名と髭と胸毛がモジャモジャの男性がアップで写っていました。
それは岩手県奥州市の黒石寺で行われている伝統行事、蘇民祭(そみんさい)の観光ポスターでした。
祭りは、市内水沢区黒石の寺で裸の男衆が蘇民袋の争奪戦を繰り広げ、疫病よけや五穀豊穣などを願い1000年以上続くとされる伝統行事。

ところが市が駅構内に掲示しようとしたところ、JR東日本から「男性の裸に不快感を覚える客が多い」という理由で待ったがかかったそうな。数十年作製しているポスターの掲示拒否は初めてで、市は枚数を減らして駅で張れない分は市内や首都圏で張ることにしたとのこと。

確かに迫力ある男性の写真がアップで掲載されているので、、、見る人によって不快感を覚える人はいるのかもしれませんね。ちなみに私は全くもって問題ないと思いました。
番組では過去のポスターも紹介していましたが番組スタッフさんの判断で「これはテレビ的にマズイ」というところに紙を貼って隠してました。
それぐらい際どいポスターの掲載はOKだったのに胸毛と髭がダメなんて、、、おかしいですね。

そしてポスターとは別にある問題も発生しているようです。
蘇民祭では一昨年、祭りに参加した複数の男性が全裸を誇示して境内を歩き回る様子がインターネットで流され、主催する寺と市、地元の蘇民祭保存協力会に対し、水沢署が下帯着用を徹底するよう強く要請する異例の事態に発展してしまったそうです。
もともと参加者は全裸だったそうですが、戦後から下帯着用が広がったとのこと。

昨年は、参加者用の更衣室に下帯着用厳守を呼び掛ける紙を張り、ビラを渡してマナー順守を呼び掛け、関係者が見回りを強化して直接注意を促した結果、意図的に全裸になる行為はなくなり、苦情も寄せられなかったそうです。

今年は今月13日夜から14日早朝にかけて行われるそうです。
無事に行われることを願います。

スタッフ:MU