Qちゃん9キロで失速す...orz

別格という言葉がこれほど相応しい選手もないでしょう。
あまりの別格な勝ちっぷり、あまりに別格なタイムを見せつけられるにつけ、彼女が生身の人間である事をすっかり忘れていました。
一番彼女のレースで別格さをかいま見たシーンとしては、これまで女子マラソンの選手と言えばゴールした後グッタリ倒れ込むというのが見慣れたパターンですが彼女はニッコリ笑ってひとっ走りしてきました！と言わんばかりの余裕の笑顔でゴールするところ。ですから彼女だけは特別で別格だから、きっと今回だって何とかするんだろう。なんてみんなから期待されても仕方がありませんよね。
野口選手とてあれほどの強さではなかった。
ああ、もう二度とあんな化け物じみた強さで勝ちまくる選手は現れないんだろうなぁ・・・、という感慨深い気持ちで彼女が早々に先頭集団から脱落していく様子をテレビ画面で眺めていました。
それでもかつて女王として君臨していた頃のプライドを捨て、大幅に遅れてもめげずに声援に後押しされながらきっちり完走して見せ、いつもの笑顔で「やっちゃいました」とあっけらかんと答える辺りは、さすがと思います。普通なら泣き崩れるとこですよね。
今後もまだ引退はしないという事。
これからは、焦る事無くきっちり調整してコンディションの良い時にレースに出て、また僅かに残っているかもしれない彼女の別格さの片鱗を見せてもらえたらなぁと思います。

スタッフ:Ｓ.Ｋ