和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

個性ある植物の葉の楽しみ

私の家の前の街路樹はイチョウです。冬の間、すっかり葉を落としたイチョウも、ようやく新しい葉が出てきました。毎年、それを見ては春から夏への季節を感じています。

ところでイチョウの葉って個性的な形をしていますよね。扇型であまり他の植物にはない形です。東京都の木がイチョウなんですが、マークもイチョウの形と思ったら、これはTの字をデザイン化したものだそうです。

この扇の形、広葉樹かと思ったら針葉樹なんですね。イチョウは他の木に比べかなり古い種らしく、葉脈がいわゆる風の葉みたいに枝分かれしてなくて、原始的な並行脈。それが二股に分かれて、ああいう扇の形なんですね。

考えてみれば、それぞれの植物の葉は実はかなり個性的なものが多くて、見ているだけでも楽しい。『和楽多屋』にある和紙インテリアの“モンステラ”も独特な形をしています。大きな葉に深い切れ込みが入り、熱帯地帯原産らしい、ある意味リゾートっぽい雰囲気とでもいいましょうか、見ているだけでくつろげます。

今度の休みには、植物園にでも行って、いろいろな植物の葉を鑑賞してみようと思いました。

和紙インテリア


和楽多屋スタッフ:MORI