ふくろうの擬態
以前、テレビであるふくろうの擬態が紹介され話題になりました。そのふくろうの名前はアフリカオオコノハズクのポポちゃんといって、敵と向かうとその相手によって、枝のように細くなったり、逆に羽を広げて大きく見せたりするそうです。
(こちらのサイトでその姿が見られます。⇒http://www.kamoltd.co.jp/kke/e70727.htm)
人間の世界ではそういう態度は、あまり感心したものではありませんが、動物の世界では擬態で姿を隠したり、自分を大きく見せたりする虚勢は、生きる知恵というべきものなのでしょう。
動物はあくまでリアリストです。見栄やプライドのために無駄な争いはしませんし、自分が弱いと分かるとさっさと逃げてしまいます。
夢やロマンは、人間の世界では美化されていますが、そんなものを持ったがために、たいへんな苦労したり、ときには自らを滅ぼしたり、他人を傷つけたりしてしまうのかもしれません。
饑來喫飯 困來即眠(うえきたらばはんをきっし こんきたらばすなわちねむる)
腹が減ったら飯を食い、眠くなったら寝る。禅の言葉です。
和楽多屋スタッフ:MORI