和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

お月見

今月の14日は「十五夜」ということで、お月見をする日ですよね。これどうして「十五夜」というかというと、本来旧暦の八月十五日のことだったからだそうです。新暦が太陽の運行に基づいているのに対し、旧暦は月の動きに合わせていました。でも、そのほうが生活のリズムには合っていたと思いませんか? だから、昔はお月見も、「十五夜」だけではなく、満月のときに毎月行われていたようで、それが秋の収穫の時期ということで、特に盛大に行われるようになったのが「十五夜」というわけですね。

太陽が“陽”なら月は“陰”。とかく陽気な方がいいように思われますが、陰陽そろってはじめて世界が成り立つわけで、“陰”がなければ“陽”な存在しえないわけです。

月といえば私がすぐに思い浮かべる曲は「Fly Me To The Moon」。“私を月に飛ばして”なんて、まるでかつてのNASAのCMソングみたいですが、現にこの曲が作られたのは1954年、NASAができたのが1950年代の終わり頃で、ちょうどみんなが月への宇宙旅行を夢見ていたときに流行ったんですね。あ、もちろん歌詞の内容はまるっきりNASAとは関係のない愛の歌です。

今年のお月見は、ちょっと粋なこの「Fly Me To The Moon」でもかけてみますか…



こちらの木目込人形は「おぼろ月夜」です(^^

和楽多屋スタッフ:MORI