和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

銀のおもしろ雑学

●お金を扱う「銀行」が、なぜ「金行」ではないのか?

日本に最初に銀行ができたのは、1873年の6月のことで、国立銀行条例という法令に基づいて、第一国立銀行ができました。しかし、一般に「銀行」という名前が広がったのは、それから数年たってからのことで、民間の銀行が1876年からできてからだといわれています。
ところで、なぜ「金行」ではなく、「銀行」なのか。実は当時の日本は貨幣の中心は、金ではなく、銀だったんですね。ちなみに「銀行」の名付け親は、有名な渋沢栄一です。

●金メダルは、実は銀メダル?

オリンピックのメダルは金、銀、銅の3種類ですね。冬季オリンピックでは開催地ごとにデザインが変わるのですが、夏のオリンピックでは表に勝利者のシンボルである月桂冠を持つ女神の姿が描かれたメダルを使用するのだそうです。
ところで材質は、銅メダルは銅、銀メダルは銀、そして金メダルは…
実は銀に金メッキをしたものでした。やはり全部金だと高価になりすぎるからだそうです。

●シルバー925って何?

よく銀のアクセサリーに刻印されている「925」という数字。何だと思いますか?
これは92.5%が純銀、残りを銅などの金属と合わせた合金という意味です。アクセサリーなどは普段から頻繁に身につけるため、銀だけでは柔らかすぎるからなんですね。厳密にいえば合金とはいえ、法律上でも92.5%のものは純銀として扱うことになっていて、スターリングシルバーとも呼ばれて、シルバーアクセサリーの主流になっています。


こちらもシルバー925の製品です。

和楽多屋スタッフ:MORI