和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

ニンジン

すっかり寒くなりました。こういうときは大根やニンジンなどの根菜類が体を温めてくれます。
ニンジンといえばカロチンが多く含まれていて健康食品の代表として有名ですよね。でも、カロチンが多く含まれるのは、実は“ヨーロッパ型ニンジン”と呼ばれるニンジンなんです。

もう一つの品種“アジア型ニンジン”は“ヨーロッパ型ニンジン”とは違って赤身が強く、トマトと同じリコピンが多く含まれているのです。
しかし現代ではすっかり主役の座を降りてしまい、お正月料理などに使われるくらいになってしまいました。こちらのニンジンのほうが甘みが強くいわゆるニンジン臭さも少ないのですが…。

主流の“ヨーロッパ型ニンジン”に含まれるカロチンは抗酸化作用を発揮して活性酸素による害を防ぐだけでなく、体内で必要な量だけビタミンAに変わって、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあるんですね。

定番の野菜なのであらゆるお料理に使われますが、ニンジンにはビタミンCを破壊する酵素が含まれており、特にジュースにするなどすりおろすと活性化するので、レモンなどを汁を入れると損失が少なくて済みますよ。


料理の盛り付けにいかがですか?
その他、石のオブジェいろいろあります。>>こちらから

和楽多屋スタッフ:MORI