和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

きりたんぽ鍋

地方にはそれぞれ郷土の味があり、その土地土地の風土にあった伝統的な料理があります。もちろんそれらはその土地で食べるのがベストですが、美味しいものは、やはりどこでも美味しい。全国区になって食べられる料理もありますよね。

伝統とか文化というものも、狭い地域で始まった習慣が広範囲に広がり、そして歴史を超えて伝えられるものかもしれません。

最近、私は秋田のきりたんぽ鍋にはまっています。これはかなり全国区で、みなさんご存知ですよね。米どころ秋田のおいしいお米で作ったきりたんぽと濃厚な比内地鶏のスープがたまりません。ちなみに「比内鶏」は天然記念物で食べることは許されていません。食べられるのは、その比内鶏と別の種類のニワトリをかけあわせて作られた「比内地鶏」です。

寒い日には、濃厚な比内地鶏のスープともちっとしたきりたんぽで鍋を楽しむのもいいのではないですか。

【きりたんぽの作り方】
まず、きりたんぽ作りからですが、普通のお米と餅米を用意してください。
そして一緒のお釜で炊き、すりこぎで粒が残る程度にまでつきます。
それを割り箸などの棒を芯にして巻き付け、形を整えます。
あとは焼網で回しながら焼き、熱いうちに棒を抜いておきます。

【鍋の作り方】
さて、いよいよ鍋ですが、きりたんぽ以外の具で、ぜひ欲しいのはセリ。
これがこの鍋のアクセントになります。あとはごぼうのささがきやコンニャク、茸類、鶏肉などですね。
鍋に比内地鶏のスープ(パックで売っているもの)を温め、具を入れていきます。味付けは醤油、酒、みりんで適度につけてください。一煮立ちして、きりたんぽがくずれないうちにいただきましょう。


くつろぎタイムにはこんなインテリアも…
こちらから⇒http://www.warakutaya.com/washiinterior.html

和楽多屋スタッフ:MORI