和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

ごぼう

『和楽多屋』は和のアイテムを通じて、日本の文化を見直していこうというサイトですが、 文化は“食”において、最もその特徴が出るようにも思えます。たとえば、日本人にとっては非常に馴染みの深い野菜にごぼうがありますが、世界中でこのごぼうを食べているのは、日本人だけだと聞きました。欧米人は「日本人は木の根を食べる」と驚くとか…。確かに見た目は木の根にそっくりですよね(^^;

でも、このごぼう、低カロリーで腸内掃除の名人。便通をよくしますから、特に女性には食べて欲しい野菜のひとつです。また整腸作用を促進し、コレステロールを抑え動脈硬化を防ぎ、腸内の発ガン性物質を吸着し大腸ガンを予防するなどいいことづくめ。日本人だけじゃなくて、外国人の方にもお勧めというわけですね。

お料理としては、さまざまな工夫が考えられますが、有名なところでは柳川。どじょうでなくてもたとえばウナギなどで仕立ててもおいしいですよ。あとサラダなどにすれば、独特の風味がいいアクセントになりますよね。

もともと中国から薬草として日本にやってきたごぼう。ですから薬効は外国でも認められていたわけです。しかしその薬を日本人は日常的な食材にしてしまいました。つまり中国の「医食同源」をそのまま実践しているわけです。これはかなりの知恵者と言えるのではないでしょうか。


ごぼうサラダをちょっと盛ってもいいですね。
http://www.warakutaya.com/stoneobject.html

和楽多屋スタッフ:MORI