和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

江戸職人の心、伝える役割。

明けましておめでとうございます。

無名ながら優れた技をさりげなく示し、それでいて過剰な期待や報酬にも関心が薄く、仕事と道具には熱く、芸術という言葉や役所の権威づけの甘言には冷ややかな、生き難い世を生きる職人がいい。(伊藤紘)
企画・編集のお手伝いをさせていただいた『日本のこころ「型染版画」伊藤紘』から引用させていただきました。
年頭にあたり、初心を忘れず、自分たちにできること、本物の良さ、嘘のない物づくり、匠の世界など日本の伝統の美やその素晴らしさなどを職人さんやアーチストの方の間にあって、微力ではありますが、その伝える役割を考え、果たしていきたいと思っております。もちろん職人さんは江戸とは限りませんし、自分好みでもその作品に共感をもっていただけるような作品を自らも考え、職人さんと共存、デザイン力も磨いていくことができればさらにいいと思ってます。
本年もよろしくお願いいたします。