和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

11月3日の「文化の日」を前に。


源氏物語
今日11月1日は「古典の日」です。古典の日に関する法律の成立で伝統文化への理解を深めてもらうのが趣旨ということだそうです。「紫式部日記」の1008年11月1日の項に「源氏物語」についての記述の登場に由来するということです。

紫式部
法律は別としても今、日本人は「日本の文化」を今一度見つめなおすときである気がしてなりません。
ここに、日本の文化そのものをモチーフに日本人が忘れていた自分自身のアイデンティティを取り戻してくれる伊藤紘氏の版画集をぜひ、ご覧いただきたいと思います。この版画集からは学ぶことも多く、時々ごらんいただくことで、「温故知新」心やすらぐ時間をもっていただけることでしょう。
型染版画は江戸小紋や沖縄の紅型などと同じ伝統的手法、伊勢型紙に彫られ、それを布ではなく和紙に表現したのが本書の作品集です。
●本の内容を紹介します。
「かたち」色、結び、茶道、祭り、文様、風の歌、武将「伝統」工芸、職人、道具と技、庶民の力、匠の神業、伝統芸能、神事「風土」観光と祈り「自然」桜と日本人、食「うた・ことば」百人一首、いろは、花をうたう、ことば「文字悠遊」吉祥文字・かたち、鶴亀・鳳凰、判とサイン、集合文字、現代の絵文字「こころ」仏の教え、仏教建築、経と仏像 収録画堂々250余点、和英併記。
NHK大河ドラマ平清盛ということもありますので「平家物語」も