和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

今年は「三の酉」まで…

11月もあと1週間で終わり。はやいものですね(^^;

ところで11月といえば、関東では「酉の市」が開かれて、年末気分を先取りするような感じになります。これは毎年11月の酉の日に各地の鷲神社で行われるお祭りで、「縁起熊手」と呼ばれるさまざまな縁起物を飾った熊手を売る露店が並びます。この熊手、福を「掃き込む、かきこむ」という洒落から来ているんですね。

また、この熊手を買うときに、よく威勢のいい手締めが行われますが、これは商談の時に買った(勝った)、まけた(負けた)とやりとりをして、商談が成立したときに行われるもの。ここでも洒落を楽しんでいるわけです。

そもそも鷲(おおとり)神社だから酉(とり)の市ということで、江戸っ子は大いに洒落を楽しむ余裕があったのではないでしょうか。

ところで今年の11月の酉の日は4日、16日、28日と3回あります。最初を「一の酉」、次を「二の酉」、3番目を「三の酉」と言いますが、「三の酉」まである年は火事が多いとか。まあ、俗説なので気にすることはないと思いますが、一応気をつけるにこしたことはありません。「三」だけに「悲惨」なことにならないように…。これはあまりいい洒落ではなかったですね(笑)

スタッフ:MORI