和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

沖縄の海に帰った笑う魚たち

和楽多屋「沖縄の焼き物」のなかで紹介している人間国宝 金城次郎氏は沖縄の壷屋で12歳から見習い陶工として、民芸運動を提唱した柳宋悦(やなぎむねよし)、濱田庄司河井寛次郎らの指導のなかで多くの影響を受けました。その技法は独特のもので沖縄への、こだわりとチャレンジ精神は晩年まで衰えを知りませんでした。作品は魚や海老の紋様が有名です。

ネットというものが、私たちが想像できないくらい世界中の国と地域でさまざまな方が見てるということは「和楽多屋」を開設してすぐに感じたことではありました。

当ネットで、沖縄の金城次郎氏の作品を購入された方がいらっしゃいました。
驚いたのはご注文いただいたのが沖縄那覇市からだったことです。沖縄の知人から譲ってもらったこの作品がまた沖縄へ戻っていったのです。

目利きという言葉があり、千利休、柳宋悦などは「美」に対して優れた才能を持っていたといわれております。今回のご注文も沖縄を良く知る、そういう方に評価をしていただけたのではないかと勝手に思い込んで喜んでおります。
ありがとうございました。
沖縄に関する情報は今後もできるだけ掲載したいとおもっております。

スタッフ:SEN