和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

沖縄の焼き物「壺屋焼」金城次郎その人気の秘密。

人間国宝金城次郎さんと言えば、何と言っても沖縄にこだわりを持った陶工で線彫魚文と海老文が有名です。

濱田庄司が壺屋に滞在中に「次郎の魚や海老はすべて笑って描かれ、彫られていて日本に陶芸家多しといえども次郎以外に魚や海老を笑わす名人はいない」と言ったそうです。

次郎さんはものごとにこだわらない大らかさと明るさを持った人柄そのままに線彫魚文と海老文に反映させています。
その素朴で飾らない庶民性が誰からも親しまれ、愛され今なお、人気があるのでしょう。

10月13〜15日に読谷村に行ってきました。
「和楽多屋」では人間国宝金城次郎氏と、その技と心を受け継ぐ長男金城敏男氏、長女宮城須美子氏、次男金城敏昭氏の作品を紹介しておりますが、3氏の作品を今回は少しですが入手しましたので掲載しました。

今回注目していただきたいのは掲載は一点だけですが、長女宮城須美子氏の三男である宮城三成(みつなり)さん、次郎さんのお孫さんにあたり現在人気急上昇中だそうです。
その他に「和楽多屋」が注目している読谷山北窯の新人作家宮城正享さんの作品を数点掲載しました。

今後の予定は11月16日〜18日、さらに窯出しに合わせ、12月8日〜11日にも行ってきます。お楽しみに。

和楽多屋スタッフ: SEN