和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

なかなか手に入らない蟹のぐい呑み

『和楽多屋』では、沖縄の焼き物を扱っていますが、今回の仕入で宮城三成作の蟹のぐい呑みが手に入りました。

このぐい呑み、なかなか手に入らないんですね。

というのも、魚や海老の柄は現地沖縄に行けば結構お目に掛かるのですが、蟹は人気で、製作が間に合わないそうなんです。

人間国宝・金城次郎さんのモチーフといえば、ユニークな魚が有名です。したがってそのお子さんである敏男さんや、宮城須美子さんのモチーフにも魚が多く用いられています。まさに沖縄の海を連想させる素朴ながら生き生きとした図柄です。また、海というところから海老も蟹もある。しかしこの蟹がすごい人気で、お店に出せばすぐに売れてしまうそうなんです。数が少ない上に味わいがあるからなのでしょうか。

今回の蟹は宮城三成氏の作。宮城須美子さんのお子さんで、金城次郎さんからは孫に当たります。

そういえばこの蟹、なかなか味わいがあります。色も他の海老や魚と違い、青を効果的に使って、沖縄の海を象徴しています。

花見の席では、このぐい呑みで一杯…なかなか粋かもしれません。

沖縄の焼き物
http://www.warakutaya.com/kinjo.html

和楽多屋スタッフ:MORI