和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

甦ったシーサー。


宮城須美子氏(人間国宝金城次郎氏の長女)の特別で貴重なシーサー、和楽多屋が特にお願いして制作される作品です(今回は6月お引き渡し予定)。魔物を追い払うとされるその表情は笑っているようにも見えます。容姿は気高く、力強く、筋骨隆々と素朴のなかに逞しさと気品があり心を和まし人を謙虚にしてくれます。http://www.warakutaya.com/kinjo.html
■「魔除け」は、人間を謙虚にする。
<参考>和情報サイトの特集ページ「シーサー」
いかつい表情でありながら、ちょっとユーモラスな雰囲気も漂う沖縄のシーサーは、建物の門や屋根、また村落の高台などに据え付けられた魔除けの意味をもつオブジェです。
その源流は古代オリエントのライオン(あるいは犬)であり、エジプトのスフィンクスや中国の石獅(石獅子)、日本本土の狛犬と同じ系列になります。「シーサー」は「獅子」の沖縄方言なんですね。魔除けを持ったり、置いたりするのは、人間の弱さからという考え方もありますが、私は大いなる力への畏敬の念の表れではないかと思います。
「和情報あれこれ」全文を読むこちらからhttp://www.warakutaya.com/feature06.html