和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

大切な子供たちのために…


今日から3月。3月といえば明後日の桃の節句、ひなまつりですね。子供たちはお友達とのひなまつりパーティーなんかを楽しみにしているかもしれませんね。



このひなまつりに欠かせないひな人形、もともとは子供がおままごとをするための人形だったんですね。源氏物語にも「ひいな遊び」というのが出てきますが、形はシンプルで女の子も男の子も遊んでいたようです。ところが江戸時代、大人が贈物としてひな人形を使いはじめてから、だんだん豪華なものになっていきました。ちなみに11代将軍将軍家斉はたいへんな子だくさんで女の子だけでも20人以上いましたから、あちこちからひな人形がプレゼントされたらしいですよ。うらやましいですね(^^;



ひな人形の起源の一つに「流しびな」があります。これは人間の雛形、つまりひな人形に罪や汚れ、病魔などを封じて川に流すものです。おひな様は、我々の身代わりとなってくれるわけですね。そういうことで桃の節句のひな人形には、赤ちゃんに降りかかろうとする災厄を、代わりに引き受けてくれるものでもあります。大切な子供たちの健康な成長を願う親心が込められた大切な行事のひとつといえるでしょうね。



『和楽多屋』のひな人形もぜひご覧ください ⇒ こちらから



和楽多屋スタッフ:MORI